無料の株式銘柄スクリーニングサイトを試してみた【Alpha スクリーニング】

Alphaスクリーニング

鳳ソフトのAlphaスクリーニングを試してみました。


http://www.marble-cafe.com/alpha/cgi/screening/sacs.cgi
株式のスクリーニングが出来るサイトを使ってみて、低位株スクリーニングでの使いやすさをレビューしてみました。

設定可能な項目

さて、さっそくAlphaスクリーニングですが、
設定できる項目は以下のとおりです。

基本分類

まず、「基本分類」として、
1.市場
2.業種
3.投資金額
4.株価
5.出来高

収益性

「収益性」として、
6.ROE
7.配当

割安感

「割安感」として、
8.PER
9.PBR

トレンド

「トレンド」として、
10.日足
11.週足
12.月足

天井・底

「天井・底」として、
13.サイコロジカル
14.RCI
15.RSI
16.DMI
17.乖離率
18.ストキャスティクス

その他

「その他」として、
19.ボリュームレシオ
20.ポリンジャーバンド

と、全部で20個の項目で条件を設定し、
条件に合う銘柄だけを抽出するスクリーニングを
無料で行うことができます。

使いやすさ

さて、さっそく使ってみます。
驚きの低位株スクリーニング手法」で紹介した方法で、どこまでスクリーニングできるかを試してみます。

基本分類の設定

●基本分類では
『市場』を、東証一部、二部、

『業種』は、とくには限定しませんので、指定なしのまま

『投資金額』は、指定が必要な方は、指定されても良いでしょう。
オススメは指定なしです。
実際には、動かせる投資余力には、人それぞれ限りがあるでしょうから、
入力したいお気持ちはわかるのですが、
一次スクリーニングの段階で、間口を狭める必要はないと
わたしは思います。

『株価』は、低位株をスクリーニングしますので、500円以下が目安になります。
ただ、ここは先ほどの投資余力、これ以降のスクリーニングにかけられる時間
にも寄ると思いますので、500円だと詳細をチェックしていく銘柄数が多すぎる
と感じる方は、400円、300円と下げていって良いと思います。
ひとまず300円とします。

『出来高』もとくに指定なしです。
わたしの紹介する低位株投資法を一言で言うと、
『忘れ去られた優良格安株を、思い出される前に買う』
ですので、
あえて言えば、出来高が爆発している銘柄は見送りなのですが、
そのような銘柄でも、出来高が落ち着けば今後の監視対象にするのもいいかもしれませんので、
先ほどと同じく、
現時点ではあまり絞り込まないようにします。

収益性の設定

●収益性
の指標
『ROE』、『配当』は使いません。
指定なしとします。

割安感の設定

●割安感
の指標です。
『PER』は、直近の東証一部上場全銘柄のPERの平均値である
19.8にしてみます。

設定項目としては”20倍以下”とします。

このような情報はこちらから取得することができます。

『PBR』は
”1以下”とします。

トレンドの設定

●トレンド
の指標
『日足』、『週足』、『月足』は使いません。
指定なしとします。

天井・底の設定

●天井・底
の指標
『サイコロジカル』、『RCI』、『RSI』、『DMI』、『乖離率』、『ストキャスティクス』は使いません。
指定なしとします。

その他の設定

●その他
の指標
『ボリュームレシオ』、『ポリンジャーバンド』は使いません。
指定なしとします。

スクリーニング結果は??

株価300円以下
時価総額10億円以下
PER23.4以下
PBR1以下
の銘柄を抽出します。

さて、スクリーニング結果はどうなったでしょうか。

見ていきましょう。

残った銘柄数は、41銘柄です(2018年5月15日現在の結果)

業種の指定をしていませんので、ETF銘柄もスクリーニング結果に含まれてしまっています。

これについては、「”〇〇業”は除外」といったように、

スクリーニング対象としない業種を指定できると、もっと使い勝手がよくなりそうだと感じました。

 

ETF銘柄を除外すると、34銘柄ですので、

四季報データをチェックする前の一次スクリーニングツールとして使用するのであれば、

十分な使い勝手を備えていると感じました。

 

不満な点

これを言ってしまうと酷なのかもしれませんが、

やはり、設定項目がもっと充実してほしいところです。

 

わたしの実践している「低位株スクリーニング手法」だと、

会社四季報を見ないと載っていないデータを、スクリーニングに使用していますので、

そのあたりの設定項目が充実してくると、さらに手間なく銘柄を絞り込んでいくことができるとおもいます。

 

ですが、会社四季報を出版している東洋経済新聞社も、会社四季報にしか掲載されていない、このデータで売り上げを立てているので、無料のフリーサイトにそこまでの機能を求めるのも、ないものねだりだと感じます。

 

じゃあ、どうすればいいの?

 

わたしが実践している「低位株投資法」に最適なスクリーニングサイトを現在開発中です。

サイト完成次第アップさせていただきますので、

もうしばらくお待ちください。

こちら

関連記事

どの株を買えば儲かるのかわかる「かんたん」「手間なし」スクリーニング

【低位株スクリーニング】利益剰余金は営業利益と合わせて

【低位株スクリーニング】営業キャッシュフローはプラス

【低位株スクリーニング】5年月足チャートはうねりと出来高を見る

【低位株スクリーニング】自己資本比率が高すぎる低位株は注意

【低位株スクリーニング】現金等(現金同等物)は時価総額と比較