低位株の特徴~底値からのスゴイ上昇率が魅力~

低位株のメリット」で、
低位株の特徴として
(4) 値上がりしたときの上昇率が高い傾向がある
を紹介させていただきました。
今回はなぜそうなるのかを説明させていただきます。

低位株は当たるとスゴイ

答えは簡単です。
錯覚です。
このブログの初めての記事で書きましたが、
ある本で、このような言葉に出会いました。

「みなさん、50円の銘柄が100円になる可能性と
5000円の銘柄が10000円になる可能性では
どちらが高いと思いますか?」

これは、50円の銘柄が50円値上がりする可能性の方がなんとなく高そうです。
5000円の銘柄が5000円値上がりするのはかなり大変そうです。
でも、値上がり率はどちらも一緒です。
では次に、
「200円の銘柄が250円になる可能性と
10000円の銘柄が11000円になる可能性」ではどちらが高いでしょうか。
これはどちらとも言いがたいですね。
どちらも同じくらいありそうです。

数字を使って検証してみると

でも、値上がり率でみたら、
前者は250/200=1.25で25%の値上がり率。
後者は11000/10000=1.1で10%の値上がり率です。
多くの人は、値上がり幅が大きいほど、株価が上がったように錯覚しがちです。
そのため、低位株では値上がりや値下がり幅が大きくても、10円とか50円とか
そんな程度ですから、あまり上がった、下がったと感じにくいのです。
その結果低位株は値動きが大きくなりやすくなります。
しかし、投資の世界で本当に重要なのは、値上がり幅ではなく、値上がり率です。
もっと言うと、ある一定期間での値上がり率。すなわち利回りです。
株で大きな利回りを狙っていくには、
当然ですが、
なるべく短期間で、なるべく値上がり率の大きな銘柄を
売買する必要があります。
短期間で値上がりするかどうかは「神のみぞ知る」ですが、
低位株には、値上がり率の大きさを期待できることがお分かりいただけたでしょうか。

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