2014年10月以来永らくブログの更新が止まってしまいました。
仕事が忙しくなったり、体調がすぐれなかったり、まあいろいろあったのですが、
今月から、ブログの更新を再開したいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
コロナ禍の経済状況について
昨年２０２０年初頭からはじまった新型コロナウイルスの感染拡大による
経済の混乱ですが、日経平均株価も2020年3月には一時16,358円まで下落するも、
2020年5月以降の通貨供給量の急拡大の影響か、本記事執筆時点では、28,941円まで再上昇しております。
国内の株式市場全体を見渡すと、通貨供給量の増加から、今後も安定的に株価が上昇するという意見もある一方、
現在の株高はバブルであり、株価下落を警戒する意見もあります。
わたしも、今後の株式市場全体の方向性については、高い関心を持っているのですが、
正直、どちらの意見もそれなりに正しそうに聞こえて、結局今後どうなりそうなのかよくわかりません。
この問題については、日経平均株価と通貨供給量の時系列データの相関分析を現在準備中ですので、
まとまったところでお知らせしたいと思います。
低位株スクリーニング（2021年6月時点）
今後の日本株の市場全体のトレンドについては確かに気がかりではありますが、
そればかりを気にして、株式のポジションを取らないというのもどうかと思います。
中長期のマクロトレンドは下落リスクは頭の片隅に止めたうえで、個別銘柄の短期の上昇をとっていこう！
というわけで、低位株のスクリーニングを行ってみたいと思います。
わたしの行っているスクリーニング手法については、こちらのカテゴリーの記事にまとまっていますので、
詳細に興味がある方はご参照ください。
というわけで、詳細は省いて行きたいと思います。
さて、今回は自作のスクリーニングツールを開いて、
株価３００円以下
時価総額５０億円以下
PER２０．０以下
PBR１以下
でスクリーニングします。
2020年末時点の東証一部全銘柄の平均予想PERは２８．１らしいので、
スクリーニング条件のPERは２５．０以下を選択してみました。
３０銘柄。まあまあ多いですね（汗
１．営業キャッシュフロープラスのもののみ残す
２．時価総額 ＜ 現金等 となっている割安銘柄のみ残す
それらを抽出したのが、以下の１５銘柄です。
1728,ミサワホーム中国
2388,ウェッジホールディングス
2499,日本和装ホールディングス
2778,パレモ・ホールディングス
5103,昭和ホールディングス
6335,東京機械製作所
6837,京写
7544,スリーエフ
7601,ポプラ
7851,カワセコンピュータサプライ
8226,理経
8247,大和
8260,井筒屋
8746,第一商品
9171,栗林商船
これらの銘柄について、
営業利益
経常利益
最終利益
資本金
発行株数
浮動株比率
自己資本比率
を見ていきます。
ここで、
2388,ウェッジホールディングス
5103,昭和ホールディングス
6335,東京機械製作所
8226,理経
8247,大和
8260,井筒屋
は資本金が３０億円以上なので除外。
以下の６銘柄が残りました。
1728,ミサワホーム中国
2499,日本和装ホールディングス
2778,パレモ・ホールディングス
6837,京写
7544,スリーエフ
7601,ポプラ
7851,カワセコンピュータサプライ
8746,第一商品
9171,栗林商船
資本金チェックの中で、ＳＢＩ証券のホームページで銘柄ひとつひとつ
チェックしたのですが、
1728,ミサワホーム中国
は現在ＴＯＢ募集中
7544,スリーエフ
は取引停止中
8746,第一商品
は特設注意銘柄
とのことでしたので、これらの銘柄を除外します。
残ったのは以下の６銘柄です。
2499,日本和装ホールディングス
2778,パレモ・ホールディングス
6837,京写
7601,ポプラ
7851,カワセコンピュータサプライ
9171,栗林商船
最終のチャートチェックに入ります。
2499,日本和装ホールディングスです。
2017年12月、2018年5月、2019年12月と、過去３回に株価はピークをつけています。
また、現在の株価水準をみると、直近５年のなかでは
底値圏にあるといえそうです。
2778,パレモ・ホールディングス
この銘柄も直近では２０１７年１２月にピークを付けています。
また、現在の株価水準をみると、直近５年のなかでは
底値圏にあるといえそうです。
6837,京写です。
この銘柄も直近では２０１７年１０月、２０１９年１月、２０２０年１月にピークを付けています。
また、現在の株価水準をみると、直近５年のなかでは
決して高い状態になるとは言えませんが、いっぽうで底値圏にあるとも言えなそうです。
うーん。しばらく様子見でしょうか。
ちなみに、２０２０年１月のピークを付けた際には、
出来高も跳ね上がっており、実際その時期になにかあったのか気になるところです。
過去の適時開示をさかのぼって確認してみると、
２０２１年１月２９日に業績予想の上方修正を発表しています。
7601,ポプラです。
こちらの銘柄は、２０１８年１～７月にピークをつけています。
そして、過去５年の株価推移を見る限りにおいては、
現在の株価は底値圏にあるといえそうです。
さらにしらべていくと、自己資本比率が低めなところが気になります。
様子見としたいと思います。
7851,カワセコンピュータサプライです。
こちらの銘柄は、２０１９年３月、２０２０年9月、２０２１年１月にピークをつけています。
とくに２０２１年１月のピークに関しては、出来高もともなっており、
興味深いところです。
ウオッチリストに登録したいところですね。
今後も要チェックの銘柄です。
最後に、
9171,栗林商船です。
こちらの銘柄は、２０１８年２月、２０２０年１月、２０２１年３月にピークをつけています。
直近２０２１年6月もピークといえなくもない感じです。
２０２１年３月、６月は出来高も伴っており、
どうかなあ、まあ興味深いところですね。
要チェック銘柄としてフォローしていきたいと思います。
まとめ
以上、６銘柄のチャートチェックを行いました。
残念ながら、今すぐに買いという銘柄は見つかりませんでしたが、
継続してウオッチしたい銘柄が５銘柄。
という結果になりました。
Yahooアラートへの登録方法はこちらの記事をご参照ください。
