2011年7月から低位株投資をはじめたわたし。
初戦も+30%とまずまずの成功を収め、
一端の投資家気取りでした。
で、ある親しい人に話したんです。
「株をやってて、大きく勝てそうだ」と。
そしたら、その人が言うんです。
「へー、株やってるの。おれインサイダー情報持ってるよ」
その人が勤めている会社を知っていたので、どの銘柄かはすぐにピンときました。
「6701でしょ?」
「へー、きみ頭いいね」
それでやり取りは終わりました。
6701 日本電気
です。
株価をチェックすると、
あの大手電機メーカが、155円!
根拠もなく、割安に見えました。
全くスクリーニング等を実施することなく、
すぐに155円で1000株購入しました。
「インサイダー情報があるっていうくらいだから、
3ヶ月か半年待てば倍くらい行くかもしれない」
完全に目先の欲に目がくらんでいました。
その後、小さな下げが続き、
これまた、一端の投資家気取りで「ナンピン」(下がったところで買い増すこと)を入れ、
結局
平均取得価格150円で3000株
を取得できました。
これが倍になれば。。。
そんなことばかり考えていました。
ところが、日本電気はその後大きく下げます。
2年前と言えば、電機メーカ各社が韓国メーカとの戦いに敗れ、
業界全体に暗いムードが漂っていた時です。
その中でも、日本電気は一層深刻でした。
携帯電話もカシオとの合弁会社に事業譲渡し、
次に何で稼ぐのか明確になっていませんでした。
そんな中、108円まで下がった時、我慢できず売ってしまいました。
100円を割るのではないかという恐怖に勝てなかったのです。
-28%です。
ところが今回は持っていた株数が前回とは違いました。
13万5000円の損失を被りました。
今思うと、いくつか反省点が浮かび上がります。
・買う前のスクリーニングを全くやっていなかった。
・損切りラインを買う時点で明確にしていなかった。
・一番やってはいけない大底での叩き売りをしてしまった。
・余裕資金なので持ち続けるならそのまま持ち続ければよかった。
痛い思いをしましたが、大変勉強になりました。
その後日本電気はどうなったのでしょうか。
チャートを見てみましょう。
わたしが売ったのが2012年5月。
その後2012年7月の99円を底に一時は400円を超えるまでに回復しています。
+300%です。
・損切りラインを決めること
・損切りしないのなら上がるまで辛抱強く持ち続けること
いい勉強になった取引でした。
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