【低位株スクリーニング】5年月足チャートはうねりと出来高を見る

今回でスクリーニング指標の解説は最終回になります。

ここまでのいろいろな財務指標を使ってスクリーニングしてきた結果、

選抜に残った銘柄のチャートを最後にチェックします。

チャートのどこをチェックすればいいのか、

なぜそこをチェックするのかを

わかりやすく説明していき帝と思います。

チャートはここを見る

【再リベンジ】68●●の値動きは面白い」で紹介した 6822 大井電気
のチャートを見てみましょう。

6822大井電気。2018年に10株→1株の株式併合が実施されるまでは、立派な”低位株”でした。。。

2011年~2012年にかけては、
2012年1月の110円から、2012年3月の225円まで、
+104.5%

2012年~2013年にかけては、
2012年10月の125円から、2013年5月の225円まで、
+80.0%

2013年~2014年にかけては、
2013年8月の170円から、2014年1月の260円まで、
+52.9%

と毎年周期的に上下を繰り返しています。

うねりがあるか

このようなうねりがあるかどうかをチェックします。

最近はアベノミクス相場の影響で下値が切り上がっているため、
値上がり率が若干見劣りしますが、
+100%。つまり、倍になっている年もあります。
毎年上がる銘柄は決まっている
のです。

その他に分かることは何かあるでしょうか?
うねりの底値を付けているのは8月~1月
うねりの高値を付けているのは1月~5月
大雑把にいえば、秋冬に下がって、春に上がる
アノマリーという言葉があります。

ある法則・理論からみて異常、または説明できない事象

株価は会社の業績や、景気動向などの材料によって本来決まるはずのものです。
それらの材料では説明のつかない値動きのことをアノマリーと言います。

株式相場でよく言われるアノマリーがあります。
「Sell in May and Don’t come back until St. Leger’s day」
(5月に売れ。そして9月の第2土曜日に競馬の大きなレースが開かれる
セント・レジャーズ・デイまで市場に戻ってくるな)

アノマリーだけを使って投資をすることを
アノマリー投資法と言い、一投資法として確立しています。

6822のチャートに戻ります。

どうでしょう。
アノマリーが当てはまりませんか?
いつ下がって、いつ上がるか分かっていれば、勝率アップ間違いなしです。
その他にチャートからわかることはないでしょうか。

あわせて出来高もチェック

出来高を見てください。

年間を通してみると出来高の変動が激しいですよね。

通常10万株前後で安定していますが、
ある月には、ポーンと200万株まで上がったりしています。
一度に大量の売買が集中しているということです。

何度も繰り返している言葉ですが、低位株が大きく値上がりするのは

需給が崩れた時

です。

通常10万株前後しか取引されていない銘柄が、
急に200万株まで取引が増えたらどうなるでしょうか。
これこそ、需給が崩れた状態です。

実際に出来高に伴って株価も大きく上がっています。
不思議なことですが、多くの投資家が、株価が上がるときに買っているのです。

多くの投資家は、値上がりし始めた株を知って、上がっている株を買う。
いわゆる「飛びつき買い」をしているのです。
わたしたち、低位株投資家は絶対に「飛びつき買い」をしてはいけません。
あくまでも、株価が底値の時期。
出来高も低くて、誰も見向きもしていない時期に「待ち伏せ買い」をするのです。

まとめ

うねりがある銘柄を、出来高の少ない時期に買い、

出来高が爆発したら売る。

これこそ、低位株投資の最大のポイントです。

ここまでスクリーニングして残ってきた銘柄であっても、
チャートのチェックでNGであれば、
手を出すべきではないでしょう。

まとめ

この記事では、「チャート」の見方の説明をさせていただきました。

いかがでしたか?

よくわかったでしょうか。それともイマイチでしたか?

これまで続けてきた、

スクリーニングに使用する財務指標を説明

はこれにて終了です。

これまで説明してきた財務指標をつかって

実際にはどのように銘柄スクリーニングをしているのか

気になりますよね!!

スクリーニングの実際の様子をまとめた記事は

リアルタイムスクリーニング

にまとめてあります。

ぜひごらんください。

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